親類が持つ新潟の蔵を、この夏に手放すにあたり、 そこに収められていた明治頃の骨董や民具を東京まで持ってきました。
新潟県の寺泊にもほど近い小さな漁村・間瀬でこの夏、親類の古い蔵が取り壊されることとなりました。
かつて、冠婚葬祭などで集まる人々を自宅でもてなす慣習がありその折に宴を彩った、漆塗りの食器やお膳。木箱には『明治廿九年 申二月 廿九日』との揮毫があります。
冬には雪も舞う地域らしい、お揃いの手あぶり火鉢。飾り金具が趣を添える、三棹の和箪笥。大小のかごや甕、鉄瓶などの民具。日々の暮らしの中で使われてきた品々です。
このままでは廃棄されてしまうため、こうした品を大切にし、手軽に楽しんでいただきたく頒布会を行います。
ご興味のある方々もお誘いいただき、ぜひ遊びにいらしてください。
なお、写真にない箪笥、ざるやたらいなどの民具もありますが、すべて並べられないため、 ご興味があるものがあればご相談ください。
主催者より