2022.5.7 店の記録

今朝は少し湿気のある空気が漂う、梅雨のようなお天気でした。

久しぶりにしらす入りの卵焼きとウインナーを焼き、父が作った筑前煮とプチトマトを詰めた弁当を作りました。

忙しいときになかなか弁当を作るのも気が乗りませんが、それでも卵を割って溶きほぐしたり、油をフライパンに引き、火加減を見ながら料理が出来上がる工程を楽しんでいると心が落ち着きます。
父の筑前煮は腕を上げました。ときどき、すごい料理が出来上がりますが。

妻は草むしりをしています。わたしが店を開いてから家のことはほとんど妻と父に任せきりで悪いなあと思いながらも、父とは少し口げんかをして、お互いむくれたまま家を出ました。
おそらく夜にはお互いいつも通りに戻っているでしょう。

今日は駅のホームも電車の中も、連休初めより人が減りました。何もせずこっくりこっくりしながらあっという間に後楽園です。

本郷三丁目の駅を出ていちばんはじめに目に入ってきたのは怪しげな真っ黒い雲。雨の予感。急ぎ足で店に向かいます。わたしは雨が迫る直前、みんなが慌ただしく道急ぐのを見たり、自分もどきどきそわそわするのがなぜだか大好きなのです。
雷なんか鳴っていたらなおのこと! なんとも悪趣味ですが、子どもの時、夕立と雷が怖くて逃げ込んだ祖母の胸の中の安心感を今でも覚えているからなのかもしれません。

運良く雨には濡れずに店に着きましたが、こんな日はのんびりした一日になるに違いありません。作ったお弁当を食べながら、この時ばかりはお客さまが来ないようにと念じていましたら、その通りになってしまいました。

机の周りを片付けながら、溜まった事務処理と格闘していると、初めてのお客さま。
わたしが節目に書いたごあいさつを読んで心配して来てくださったとのこと。申し訳ない気持ちと感謝ですっかり話し込んでしまいました。

今日ももう閉点の時間。ほんとうに日が長くなりました。
18時に店を閉めるのはどことなく後ろめたい気がしてしまいます。

今日は2名のお客さま。売上は残念ながらありませんでした。
雨宿りに来ていただけるようなお店にしないといけませんね。

来週からはまた平常モード。いろいろ慌ただしい一週間になりそうです。

まだまだはじまり、まだまだ続きます。


2022年5月7日土曜日 曇り一時雨
来客数……2名
売上……0円